カブドットコム証券のメリットとデメリットを解説します。
手数料無料のETFやプチ株など、初心者でも投資しやすいサービスに力を入れている印象を受けました。
皆さんこんにちは、よしぞう(@otonahack)です。
先日、カブドットコム証券のセミナーに参加してきました。
他では聞けない話も聞いてきましたので、同社のメリットやデメリットを解説いたします。
カブドットコム証券の詳細については公式サイトをどうぞ
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公式サイト
カブドットコム証券
目次:カブドットコム証券で投資をするメリットとデメリット
結論:投資初心者でも投資しやすいサービスが評価できる
少額からの投資にも対応する「プチ株」、手数料無料のETF「フリーETF」、女性なら手数料が割引になる「女子割」など、初心者でも投資しやすい環境を作っているのが印象に残りました。
やはりどうしても投資を始めたばかりの頃はトレードで利益を出すのが大変です。
ようやく出た利益も手数料が引くと残りがわずか、ということも多いです。
カブドットコム証券のように手数料が無料、あるいは割引になるサービスがあるとそういった心配も減りますね。
カブドットコム証券は「三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)」なので、安心感もあります。
では、カブドットコム証券のメリットを詳しく見ていきましょう。
カブドットコム証券のメリット
カブドットコム証券のメリットをご紹介します。
よしぞうは、フリーETFに「SPDR® S&P500® ETF」が用意されている点が気に入りました。
手数料無料のETF「フリーETF」が良い
「フリーETF」という商品が良いなと思いました。
カブドットコム証券が指定するいくつかのETFに関しては、売買手数料が無料になります。これはカブドットコム証券以外ではやっていないサービスだそうです(2016/6/14現在)
手数料無料になるETFのラインナップには、「MAXIS」と名がつくインデックス型(指数連動型)ETFが多くあります。
「MAXIS」は三菱UFJ国際投信が運用するETFです。「三菱UFJフィナンシャルグループ」に属しているカブドットコム証券だからできるサービスですね。
ラインナップをよく見ると「MAXIS」以外に、「SPDR S&P500 ETF(ティッカーシンボル SPY)」があります。これは米国のS&P500指数に投資できるETFで、米国でも人気があるETFです。
これを手数料無料で売買できるのは素晴らしいですね。
通常、ETFは売買のたびに手数料がかかるので定期的に買い増す積立投資には向きませんが、「フリーETF」の「SPDR S&P500 ETF」を買えば、投資信託の積立のように手数料無料で積立投資が可能です。
これは、他の証券会社では出来ない技です。
50万までなら株取引の手数料が安い
以前は、カブドットコム証券の手数料は高い印象がありましたが、最近は業界の中でも安い水準に合わせて設定しています。
特に、投資金額が50万円以下の取引であれば、他社と比べても低価格に設定してあります。
インターネットで注文した場合の手数料は以下の通りです。
- 10万円 90円(税込97円)
- 20万円 180円(税込194円)
- 30万円 250円(税込270円)
- 50万円 250円(税込270円)
10万円以内の株なら90円で取引ができます。
これは、マネックス証券、楽天証券、SBI証券などよりも安い価格設定です。
初心者の方は大きい金額を取引することも少ないでしょうから、この手数料なら投資ハードルが下がって投資しやすいですね。
ただ、50万円を超えると他社よりも高い手数料になってしまうので注意が必要です。
資金が少なくても株が買える「プチ株」
カブドットコム証券には「プチ株」というサービスが用意されています。
株を1株から取引できるサービスです。
通常、株式投資は100株や1,000株など、指定された株数でないと売買できません。
しかし「プチ株」を使えば1株から売買が可能です。
まとまったお金がない人にオススメのサービスです。
若いうちから投資を始めたい人は資金が少ないと思いますので「プチ株」を利用してみてはいかがでしょうか?
女子割やNISA割、シニア割など手数料割引サービスが豊富
ユニークな手数料割引サービスが多いのもカブドットコム証券の特徴です。
- 女子割:売買手数料を一律で1%割引(女性の全員が対象)
- シニア割:年齢に応じて売買手数料を2%~4%割引(50歳以上の全員が対象)
- NISA割:売買手数料を最大5%割引(NISA口座を開設した全員が対象)
また、カブドットコム証券の株主になると手数料が割引になる「株主優待割引」もあります。
- 株主優待割引:保有株数と保有期間に応じて、現物株式取引の手数料が15%まで割引
これはカブドットコム証券の口座でカブドットコム証券の株式を保有する必要があります。
これらの割引サービスは、複数を組み合わせて利用できるので、「シニア」で「女性」で「株主」だと6%以上の割引になります。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が関わるIPOが強み
カブドットコム証券では新規公開株(IPO株)の取引も可能です。
カブドットコム証券は「三菱UFJフィナンシャルグループ」なので、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が引き受ける新規公開株(IPO)に関しては、全てではありませんがほぼ取り扱うそうです。
もし、購入したいIPO株の主幹事証券や引き受け証券会社が三菱UFJモルガン・スタンレー証券だったら、カブドットコム証券をチェックすると良いでしょう。
口座を開いておくと便利です。
自社開発の取引システムなのでトラブルにも即対応
カブドットコム証券の取引システムは自社で開発し運用しています。
他の証券会社では、野村総研や大和総研などのシステムを借りていることが多いそうです。
自社開発の強みとしては、トラブルにすぐに対応できること。
そして、自社開発だから他にはないユニークなサービスの提供が可能になるそうです。
自動売買を最初に始めた会社もカブドットコム証券だそうで、それに関する特許も取っています。
カブドットコム証券のデメリット
カブドットコム証券のデメリットをご紹介します。
よしぞうとしては米国株取引がないのが残念に思いました。
外国株・米国株の売買ができない
米国株や外国株の取り扱いがありません。これは残念ですね。
ドルで資産を運用したいと考えている人には向かないかもしれません。
ただ「フリーETF」のラインナップの中に「SPDR S&P500 ETF(ティッカーシンボル SPY)」があるので、それを利用する手もあります。売買手数料が無料になるので利用価値は大きいと思います。
手数料の1日定額制度がない
取引手数料の定額制が用意されていません。
通常、他の証券会社では以下の2つの手数料コースがあります。
- 売買ごとに手数料がかかるコース
- 1日に何回取引しても手数料が一定のコース
他社では、上記のどちらかを自分で選べるのですが、カブドットコム証券では「売買ごとに手数料がかかるコース」しかありません。
1日に何度も取引したい人やデイトレーダーにとっては、手数料が多くかかってしまいます。
50万円を超える株の手数料が高い
先ほど、メリットの項目で「手数料が安い」と解説しました。
少額の投資なら他社に比べても安いのですが、投資金額が大きくなると手数料が高くなってしまいます。
50万円を超える株の売買をする場合の手数料は以下の通りです。
- 50万超〜100万円 990円(税込1,069円)
- 200万円 1,890円(税込2,041円)
- 400万円以上 3,690円(税込3,985円)
この辺になると、楽天証券やSBI証券よりも高くなってしまいます。
入金、出金手数料は三菱銀行系が優遇されている
入金、出金手数料が無料になる銀行が限られています。
基本的には「三菱UFJフィナンシャルグループ」だけあって、三菱東京UFJ銀行は無料で送金できます。
それ以外の銀行を使用している人は注意が必要です。公式サイトをよく見てチェックしましょう。
まとめ:「フリーETF」が良いと思った、売買には割引サービスを賢く利用すると良い
「フリーETF」が良いと思いました。買おうと思っていたETFが「フリーETF」にあるなら、迷わずカブドットコム証券で口座を作るのが良いでしょう。
どの証券会社で買ってもパフォーマンスは同じですから、手数料が無料の分だけ利益が増えます。
通常の株取引に関してもユニークな手数料割引サービスが用意されているので、他の会社よりもコストを抑えて取引ができると思います。
「女子割」があるなら「男子割」も欲しいところですね(笑)。
少額から投資できる環境に気を使っている証券会社ですので、初めて株取引をする方にオススメです。
カブドットコム証券の詳細については公式サイトをどうぞ
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公式サイト
カブドットコム証券
というわけで、まとめです
- 手数料無料で売買できる「フリーETF」がある
- 少額投資なら手数料が安い
- 女子割やシニア割などユニークな手数料割引サービスがある
- 米国株の売買は取り扱いがない
- 自社開発のシステムなので対応が早い
- 「三菱UFJフィナンシャルグループ」なので安心できる
- 銀行口座への入出金は手数料に注意