外為どっとコムが新しいチャートツール「G.comチャート」をリリースしました。
さっそく使用してみましたので、良い点や改善して欲しいポイントなどをレビューします。
HTML5で動作するので、Javaをインストールしなくて済むのが嬉しいです。
皆さんこんにちは、よしぞう(@otonahack)です。
外為どっとコムが「G.comチャート」をリリースしたので、利用してみました。
テクニカル指標の設定がしやすくて良いですね。トレンドラインも引きやすいです。
良い点や悪い点をご紹介します。
外為どっとコムの詳細については公式サイトをどうぞ
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公式サイト
・外為どっとコム
・G.comチャート
目次:外為どっとコムのG.comチャートを使ってみた感想
- 「G.comチャート」の良い点と悪い点
- 「G.comチャート」を使うには管理画面へログインする
- テクニカル指標を表示させる方法と利用できる指標一覧
- テクニカル指標をテンプレートとして保存できる
- トレンドラインを数値で設定できるのが凄い!
- 複数の通貨を比較できる「比較チャート」がある
- まとめ:独自の機能があるので口座開設してもいいと思う
「G.comチャート」の良い点と悪い点
「G.comチャート」を使ってみて感じた良い点と悪い点をご紹介します。
「G.comチャート」の良かった点やメリット
「G.comチャート」の良かった点は以下の通りです。
- HTML5を使用しているのでJavaをインストールする必要がない
- テクニカル指標をテンプレート保存できるので、いつでも呼び出せる
- レイアウト保存ができるので、前回閉じた状態でチャートが表示される
HTML5を使用しているのでJavaをインストールする必要がない
チャートの表示には「HTML5」の技術を使用しているので、ブラウザでもきちんと動作します。
Javaをインストールする必要が無いのでありがたいです。
Javaはセキュリティ的に問題があることが多く、なるべくならインストールしたくないですからね。
テクニカル指標をテンプレート保存できるので、いつでも呼び出せる
ボリンジャーバンドやMACDなどのテクニカル指標をテンプレートとして保存できます。
細かい数字の設定も保存できるので、どの通貨のチャートを開いても自分のオリジナルの指標を呼び出すことが出来ます。
レイアウト保存ができるので、前回閉じた状態でチャートが表示される
画面のレイアウト保存が可能です。前回閉じた画面をそのまま開くことが出来ます。
複数のレイアウトを保存できるので、通貨ごとにレイアウトを切り替えて使用することも可能です。
レイアウトに保存したチャートには、テクニカル指標も保存されるのが嬉しい。
「G.comチャート」の悪かった点やデメリット
「G.comチャート」の悪かった点は以下の通りです。
- 最初の起動に時間が掛かる
- 「esc」キーをうっかり押すとチャートが閉じてしまう
- テクニカル指標に標準偏差ボラティリティが欲しかった
最初の起動に時間が掛かる
管理画面から「G.comチャート」を起動する際、チャートが表示されるまで、結構時間が掛かります。
30秒から1分前後かかる感じです。ちょっとイライラします。
ちなみにMacintoshで試しました。ひょっとしたらWindowsだともうちょっと早いのかもしれません。
G.comチャート
ご利用環境
「esc」キーをうっかり押すとチャートが閉じてしまう
「esc」キーを押すとチャートが閉じる仕様です。
うっかり押すと閉じてしまうので、レイアウトやテクニカル指標はしっかり保存しておきましょう。
テクニカル指標に標準偏差ボラティリティが欲しかった
※画像出典:StockCharts.comより
テクニカル指標に標準偏差ボラティリティ(Standard Deviation)があると嬉しかったです。
よしぞうは西山孝四郎(石原順)さんのトレード方式を愛用しているので、標準偏差ボラティリティがあると助かります。
「G.comチャート」にはADXがあるので、一応、標準偏差ボラティリティの代用は出来ます。
「G.comチャート」を使うには管理画面へログインする
では「G.comチャート」を利用する方法を解説します。
利用するには外為どっとコムの管理画面にログインする必要があります。
公式サイトの右上にある「ログイン」ボタンからログインしましょう。
管理画面が表示されたら上部にあるメニュー「チャート」から「G.comチャート」を選びます。
「G.comチャート」を選ぶと新規ウィンドウが開きます。
初めての利用の場合はメッセージ画面が表示されます。
ブラウザでポップアップブロックをしている場合は開けないようなので注意しましょう。
ログインして最初の起動の際、チャートが表示されるまで結構待ちます。下の図はチャートを読み込んでいる様子です。
体感ですが、起動してから1分前後待つ印象です。もうちょっと短いかもしれませんが、すぐ使いたい場合はそれくらい長く感じます。
読み込みが終わると下の図のようにチャートが表示されます。
最初は1分足で表示されるので自分が使う時間足に変更しましょう。レイアウト保存をすると自分の好きな時間足のまま開くことが出来ます。
チャートの表示は増やすことが出来ます。最大で9画面まで開けます。
テクニカル指標を表示させる方法と利用できる指標一覧
「G.comチャート」にはテクニカル指標(テクニカル分析ツール)が搭載されています。
トレンド系とオシレーター系、あわせて21種類のテクニカル指標があります。
テクニカル指標を表示させるには、チャート上で右クリックしてメニューを表示させます。
画面のメニューで「テクニカル指標追加・編集」を選ぶと下の図のような画面が表示されます。ここでテクニカル指標を追加・設定します。
左側に並ぶテクニカル指標から表示させたいものを選び「追加」ボタンを押します。そうすると、右側に表示され、パラメーターの数値や線の太さなどを設定できます。
下の例は西山孝四郎(石原順)さんのトレード方法で使う、ボリンジャーバンドとADXを設定した例です。
チャート上ではこんな感じに表示されます。
テクニカル指標の設定数値を変更したい場合は、テクニカル指標にマウスをあわせてクリックすると編集用のメニューが表示されますので「編集」を選びましょう。
嬉しいことに、同じテクニカル指標を複数重ねることが出来ます。
下の図は「RCI」を3つ重ねた設定。西原宏一さんのトレード手法で使う方法です。これが使えるのは嬉しい!
「RCI」を3つ出せるFX会社って少ないので、これだけでも口座を作る理由になりますね。
下のチャートは「RCI」を3つ表示させた状態です。一つの欄に重ねることが出来ます。
トレンド系テクニカル指標一覧
「G.comチャート」に搭載されているトレンド系テクニカル指標の一覧です。
- 単純移動平均線
- 加重移動平均線
- 指数平滑移動平均線
- 一目均衡表
- ボリンジャーバンド
- ピボットポイント
- エンベロープ
- パラボリックSAR
- スパンモデル
- スーパーボリンジャー
オシレーター系テクニカル指標一覧
「G.comチャート」に搭載されているオシレーター系テクニカル指標の一覧です。
- MACD
- RSI
- RCI
- スローストキャスティクス
- ヒストリカル・ボラティリティ
- 移動平均乖離率
- モメンタム
- ATR
- DMI
- ADX
- ウィリアムズ%R
テクニカル指標をテンプレートとして保存できる
テクニカル指標の設定は、テンプレートとして保存できます。
テンプレートとして保存しておけば、他の通貨でも簡単に呼び出せるので何度も設定せずに済みます。
保存方法は下記の通りです。
先程、テクニカル指標を追加する際に表示させたメニューの中に「テクニカル指標テンプレート保存」という項目があるのでそれを使用します。
保存する際に名前を決めて、自分で分かりやすい説明もメモしておきます。
保存したテンプレートを読み込む場合は、同じく先程のメニューから「テクニカル指標テンプレート選択」を選び、テンプレートの名前を選ぶだけです。
トレンドラインを数値で設定できるのが凄い!
「G.comチャート」ではトレンドラインを引くことも出来ます。
画面上部にある小さいメニューの中に「トレンドライン」があります。
結構サクサク引くことが出来て気持ち良いですね。
実際に引いてみると下の図のような感じです。
トレンドラインの修正はマウスでも出来ますが、下の図のように数値で細かく設定できるのが凄いと思いました。
日付や始点と終点を正確な価格で設定できます。これならかなり正確なトレンドラインが引けますね。これは凄い! この機能は他社で見たこと無いなあ。
トレンドラインは時間足を変えても残るのが嬉しいですね。
下の図は日足のチャートに引いたトレンドライン。
下のチャートは日足を4時間足に変更したものです。日足に引いたトレンドラインが4時間足でも表示されます。
レイアウト保存をするとトレンドラインもそのまま保存されました。これも嬉しい。閉じると消えちゃうチャートは使えないですもんね。
複数の通貨を比較できる「比較チャート」がある
「G.comチャート」のユニークな機能として「比較チャート」という物があります。複数の通貨のチャートを重ねて表示が出来るので、相関性をチェックできます。
利用するには「G.comチャート」のメニューから「比較チャート」を選びます。
「比較チャート」が開いたら、表示させたい通貨を複数選びます。それだけで簡単に表示させることが出来ます。
下の図は、ドル円とユーロドルを比較したチャートです。やはり相関性はあまりなく、違う動きをしていますね。
相関性を知ることで、リスクヘッジが可能です。
同じ動きをする通貨ばかりを保有すると、逆方向に大きく動いた際に保有した通貨全部がマイナスになることがあります。
「比較チャート」を利用すれば、違う動きをする通貨をポートフォリオに加えるなどの工夫ができます。
まとめ:独自の機能があるので口座開設してもいいと思う
RCIを3つ出せたり、トレンドラインを価格で設定できたり、比較ツールがあったり等、他社ではあまり見かけない便利な機能が多いです。
口座開設すれば利用できますので、使ってみたい方は口座開設してみては如何でしょうか?
最初の起動時間さえ気にしなければ、結構使い勝手がよいツールだと思います。
Macintoshでも利用できるのがありがたいです。
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