12月3日におこなわれた、ECB理事会の内容についてまとめておきます
備忘録として。
※画像出典:ECB公式YouTubeより
12月3日、ECB理事会後のドラギ総裁の会見内容により相場が荒れたので、要点をまとめておきます。
数年後の自分のために。
12/3 ドラギ総裁の会見内容
- 予想範囲内:政策金利は0.05%に据え置き
- 予想範囲内:中銀預金金利を-0.2%から-0.3%へ引き下げ
- 予想範囲内:債券買い入れ期限を2016年9月から17年3月へ伸ばす
- 予想範囲内:買い入れ対象債券に地方債を含める
- 予想より悪い:買い入れ資産額は据え置き
市場は買い入れ資産額も拡大すると想定していた。
さらに上記の項目以外の、市場参加者の予想を超えた政策「ドラギマジック」もなかった。
そのため、大幅緩和を期待して売りポジションがたまっていたユーロは大きく買い戻される
DAXやダウ先物、日経先物も失望売り。
ECB YouTube
ECB Press Conference - 03 December 2015
翌日の12/4、ドラギ総裁はNYの講演で「必要ならば追加緩和もありうる」と発言。含みを持たせる。
市場の動き
21:45 政策金発表時
ほぼ大きな動きはなし
22:30 ドラギ総裁会見
会見内容が明らかになると、会見中からユーロは大きく上昇。 ドイツDAXも大きく下げ始める
欧州
DAX引け値:10,789(-400)
ユーロドル引け値:1.0920前後(前日終値は1.0600近辺)
アメリカ
NY時間が始まると、ユーロはさらに上昇、株はさらに下げる。
ダウ引け値:17,477(-252)
日本
翌日の日経平均:19,504(-435)
ドル円引け値:122.59円(前日終値は123.24)
ドル円はほとんど動かず
自分の行動 ポジション処分
ユーロ売りポジション、DAXロングポジション、ともに会見中に大きく動いたため、利確で処分